とある会議にて、大幅に時間がずれこみ、
皆の苛立ちが見え隠れし始めたとき、
先方のボスが席を外しました。
その直後、横に座っていた担当者が黒い塊を取り出し、
おもむろに両手で持つと、2本の親指を忙しく動かし始めたのです。
僕の目が光り、手元に視線を奪われた瞬間 音がなり、
塊は大きな手で握り直され、耳へと向かいました。
どうやら携帯らしい・・・。
通話終了後は、周囲のこともお構いなしといった雰囲気で
再び親指が忙しく働き始め、
ボスが戻った途端に、塊もポケットへと帰って行きました。
僕とブラックベリーの衝撃的な出会いは、
先方の担当者が会議中にゲームをしていたという、
外国人の大胆不敵さを思い知らされる、
とても忘れられない出来事から始まったのでした。
PCの前へ戻った僕は、直ちに塊の正体を調べました。
そこで判明したことは、
■ブラックベリーという端末
■欧米で大人気
■国内ではドコモが法人専用で扱っている
以前から名前は知っていたのですが、
実物を見てしまったため、どうしても欲しくなりました。
しかし、会社で専用サービスを契約できるわけもなく、
流通している白ロムでは不安があったため、
泣く泣く購入をあきらめたのです。
しばらく時がたち、世間がiPhoneに浮かれていた頃、
ドコモよりひっそりと個人向け販売開始がアナウンスされ、
「時、来たれりっ!」と発売早々に入手した僕がいました。
それから、悪戦苦闘の毎日が始まるのです。

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